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(2019-01-20の週報より)

「神に従う」

  

主題 神に従う                         
   御互いに愛し合うことを、神は願っておられる。
聖句=あなた方は互いに愛し合いなさい。(ヨハネ13章34b)
聖書箇所=ピレモンへの手紙
 新約聖書で最も短いこの手紙は、紀元61年頃、ローマの獄中で書かれたのではないかといわれています。パウロは、ローマでいわば軟禁生活を過ごしていた時、逃げてきた奴隷オネシモをキリストに導きました。彼の元の所有者ピレモンの所に帰らせるためにこの手紙を書いたのですが、パウロはキリストにある愛と神への従順について語っています。


一、ピレモンの愛に訴える。(ピレモン1−7節)


 パウロはピレモンのことを思うたびに、また祈るたびに神に感謝していました。それはピレモンの『すべての聖徒に対して』即ち、すべてのクリスチャンの兄弟姉妹に対する愛の行いを聞いていたからです。ピレモンの『すべての聖徒に対する愛』は、主イエス・キリストに対してピレモンが持っていた信仰からきているものでした(5節)。ピレモンは本当にイエスキリストを信じていました。ですから、貧しい人々や、迫害に遭って疲れている人々、慰めを必要としている人々をよく世話をしたり、助けたりせずにはいられなかったのです。このピレモンの愛の業によって人々が力付けられているということを聞いて、パウロはとても喜んでいました。
 私たちがキリストをどのように愛しているかは、私たちが人々をどのように愛し、実際どのように行動しているかによって分かります。ピレモンはお金持ちのようでした。しかし、ピレモンは自分の持っている財産を、自分だけのために使おうとせず、キリストにある兄弟たちの必要のために使い、また、奉仕にために、自分自身をささげたのです。ピレモンはそのように、愛に生きる人でした。人はだれでも、ピレモンのように愛に生きている人のことを聞くと勇気づけられ、慰められるのです。


二、ピレモンの善意に訴える(8−20節)


さて、ピレモンに、愛によってお願いしたいことがある。と書いています(9節)ピレモンの所から逃げてきた奴隷オネシモにこの手紙を持たせて帰らせるので、彼を『愛する兄弟として』喜んで迎え入れてほしいというのです。手紙の内容はこうです。オネシモは、パウロの話を聞いて、クリスチャンになりました。彼は、以前は役に立たない者でしたが、今はパウロにとっても、ピレモンにとっても役に立つ者になりました。
今、オネシモは、ピレモンにかってしていたようにパウロの世話をしてくれているのです。パウロは、できることなら、オネシモをこのままそばに置いて、福音を伝える手助けをしてをしてもらいたいと思っていました(13節)。けれども、ピレモンの許可を得ないでピレモンの使用人を勝手にそばに置くわけにはいきません。それで、パウロはオネシモを主人の元に帰らせることにしたのです。パウロは、ピレモンが、本当の親切は人に言われてするのではなく、自分から喜んでするのでなければ意味がないということを理解することを期待して、この手紙を書きました。
 さらに、パウロは、オネシモのことでもし支払いをしなければいけないことがあるなら、私が支払いますと、いっています。
 19節を読みましょう。パウロは、ピレモンとオネシモが、今度は主にある兄弟として交わることができるよう、親切なピレモンにお願いしているのです。


三、ピレモンの従順に訴える(21−25節)


 私たちは、誰かに何かをお願いする時、それを聞いてもらえるかどうか不安になることがあります。パウロにも、少し不安があったかもしれません。しかし、パウロがこの手紙を書いたのは、やはり、ピレモンを信頼していたからです。パウロは、ピレモンの信仰と愛と善意、そして彼の善意、そして従順さを確信していたのです。
 キリストを信じる者の従順とは、だれかに、これこれのことをしなさい、と命令をされるから聞き従うのではありません。そうではなく、神に愛されているから、神を愛し、喜んで従いたいという思いが自分の内から湧き上がってくるのです。神に対して従順な人は、人に対しても従順です。
 本当に神を愛し信じている人は、私たちを教え導いていてくださる信仰の指導者にも従順です。反抗的な人は、本当の意味で信仰の人であるということはできません。パウロはピレモンが従順な人であったから、このようなお願いをすることができたのです。
(祈りましょう)

 

 

 

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