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(2019-02-17の週報より)

「欺かれたヤコブ」

  

主題   欺かれたヤコブ                
    人を欺く者に対し、神は訓練を通して、その罪の重さを知らされる。
聖句= 人は種を蒔けば、その刈り取りをすることになります。(ガラテヤ6章7c)
聖書箇所=創世紀(29章1−30節)

 ヤコブは、旅を続けて東の人々の国、つまりユーフラテスの向こうの地であるカランに着きいた。
(28章10、29・4、)そこは、アブラハムたちがしばらく滞在していた所でもある。イサクは旅に出るヤコブに『カナンの娘たちの中から妻をめとってはならない。……母の兄ラバンの娘たちの中から妻をめとりなさい』(28章1、2節)と諭している。


一、ラケルに出会ったヤコ(創世29章1−11節)


 ヤコブは、そこにいた者たちに、ラバンの消息を尋ねました。すると彼らは答えていった。『元気です。ご覧なさい。あの人の娘ラケルが羊を連れて来ます』。ヤコブは、旅人であるのに、羊飼いに水を飲ませる
ように勧め、ラバンの羊の群れを見るとただちに石を転がして水を飲ませています。ヤコブは、頭の回転も速いし、行動的でした。彼は知恵の人であり、ただちに行動しました。
 羊の群れに水を飲ませた後、ヤコブはラケルに挨拶の口づけをし、声を上げて泣いています。ラバンの家族に会えたのが嬉しかったのでしょう。彼は情の人でもあったようです。彼は知恵の人でもあり、また情に
厚い性格でもあったように思われます。


二、ラケルのために働くヤコブ(12ー27節)


 ラバンは『あなたは本当に私の骨肉です』と言って、ヤコブを迎え入れました。実の親戚であることを認め、家族の一人として迎え入れたのです。しかし、親類であるからといって、ただで働く必要は無い、どういう報酬が欲しいか言いなさい、と尋ねました。ヤコブはラケルを愛していたので『あなたの下の娘ラケルののために七年間あなたに仕えましょう』と答えました。それはラバンには意外であったが受け入れました。ヤコブはラケルと結婚できると思って、夢中で七年間働きました。『ヤコブは彼女を愛していたので、それもほんの数日のように思われた』(20節)。
七年たって結婚できたのは、実はラケルではなくレアでした。ラバンに欺かれたわけですが、ラバンのことばに素直に従って一週間の婚礼の祝いを済ませた後、ラケルと結婚しました。しかし、そのために、さらに七年間働かなければなりませんでした。


三、ラケルと結婚したヤコブ(28ー30節)


『ヤコブはそのようにした』(28節)は、さまざまに解釈されています。26、27節のラバンの『もう七年間』という申し出に合意したと解釈する学者もいますが、ラバンがいったように婚礼の一週間を済ませた理解するほうがよいでしょう。それは、ラケルを愛していたためでしょう。
結婚してからも、ヤコブはレアよりもラケルを愛しました。そのために、家庭生活は複雑で、波乱もありました。しかし、主はその結婚を祝福され、イスラエルの諸部族の始祖となる者たちが次々と産まれました。すべては、神の摂理の中にあるですが、ヤコブは、波乱に富んだ人生に於いて様々な経験を重ね、霊的にも
人間的にも成熟していきました。
 ヤコブは、知恵の人でしたが、知恵に溺れ、逆に欺かれました。長子の権利を奪いましたが、ラバンの長女レアと結婚しなければなりませんでした。彼は、蒔いた種を刈り取ったのです。
パウロも同じ原理を語っています。『人は種を蒔けば、その刈り取りをすることになります』神は侮られるような方ではなく、欺くことはできません。自分の欲や利益のことしか考えない者は、やがて神からも人からも見捨てられてしまいます。しかし、他の人々のために善を行う者は豊かな祝福を受けるのです。
 私たちも人間的な知恵によって策略を巡らしたり、巧みに立ち回ることを慎みましょう。それによって
一時的に利益を得ても、やがて自ら欺かれて、大きな損失を被らなければならないのです。むしろ、神を畏れ、人に真実であろう。それによって、本当の祝福を受けることができるのです。
(祈りましょう)

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