見よ。わたしはあなたとともにあり、あなたがどこへ行っても、
あなたを守る。 (創世記28章15節a)
一、神にお会いする(創世記 28章10−12節)
ヤコブは、ベエル・シエバを出発して、カランに向かって旅を続けました。カランは、アブラハムたちがしばらく住んでいた場所です(11章31節)。しかし、ヤコブは現在のエルサレムの少し北方にまで来た時、日が沈んだので、石を枕にして休みました。
彼は、夢の中で一つのはしごが立てられ、神の御使いたちが上がり下りするのを見ました。(はしごを階段と訳しているものもある)そして、ヤコブは主が彼の傍らに立っておられるのを知り神にお会いしたのです。
二、神に祝福される(創世記28章13−15節)
ヤコブは孤独な旅の夢の中で、主が傍らにおられることを知りました。それは、ヤコブにとって最も素晴らしい慰めでした。主はヤコブを祝福し、約束を与えられました。
第一は、この地をあなたとあなたの子孫に与えること。
第二は、あなたとあなたの子孫を多くし、すべての民族を祝福すること。
第三は、いつもあなたと共にあり、どこに行ってもあなたを守ること。
これらの約束に続いて『わたしは、あなたに約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨てない』(15節)と言われました。
孤独な旅を続けているヤコブにとって、恵みと慰めに満ちたことばであり、どれほど励まされたか分かりません。主は、彼を訓練しながら、祝福を与えられたのです。
三、神に礼拝を捧げる(創世記 28章16−22節)
眠りから覚めたヤコブは、主の臨在をあらためて感じ、恐れおののいて『こここそ神の家にほかならない。ここは天の門だ』(17節)。彼は、この場所をベテルと呼びました。ベテルは、ベツ・エル、つまり『神の家』という意味です。
ヤコブは枕にしていた石を柱にし、その上に油を注ぎました。彼はまた、主に誓願を立て、主が旅路を守ってくださり、自分の神となってくださることを感謝して、十分の一を捧げることを誓いました。それは、この孤独な旅の中で彼が捧げた最初の礼拝であり、霊とまことによる美しい礼拝でした。
ヤコブは、主なる神と交わり、主とともに歩むことを知ったのです。それは、ヤコブの生涯に決定的な変化をもたらし、神の民イスラエルとされる第一歩であったということができます。