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2007/01/25 木曜日 21:54:19 JST |
いと高きところに、栄光が、神にあるように、地の上に,平和が、御心にかなう人々にあるように。 (ルカ2章14節)
一、ローマによる住民登録(ミカ5章2節、ルカ2章1−3節)
旧約の預言者ミカは,イザヤと同時代 B.C 8世紀に活躍した預言者です。 この時代は、メシヤ預言が頂点に達した時代でした。 ミカは,そうした中で,救い主がユダ族に属するダビデの子孫として、ユダ族のふるさとと言うべきベツレヘムから生まれることを預言していました。
神は、この預言の成就のために、ローマ帝国をお用いになりました。 正確な年代は不明ですが、皇帝アウグストから発せられた住民登録の命令は,数年かかって帝国の各地で実行され、マリヤの出産が近づいた頃(B.C5、6年頃)、イスラエル近辺でも実行されました。 こうして、自然な形でヨセフとマリヤは (本籍地登録のため) ユダ族にとってのふるさとベツレヘムに向かうことになったのです。
二、主イエスの誕生(ルカ2章4−7節)
ベツレヘムで,マリヤは産み月を迎えて男の子を産む。 『宿屋には彼らのいる場所がなかった』 とは、おそらく住民登録にやって来た人々で町がごった返していたから、という単純な理由でしょう。 しかし後の教会はそこに 『ご自分の民は受け入れなかった』(ヨハネ1:11) あるいは 『主は富んでおられたのに、貧しくなられました』(第2コリント8:9節) 『自分を卑しくし』(ピリピ2:8) とあるように、神であられたお方がいかに私たちのために低くなってくださったのか (へりくだってくださったのか) という神の恵みと憐れみを見て取ったのです。「キリストの謙卑」という
三、マリヤの賛歌(ルカ2章8−20節)
人となられた神、イエスを最初に礼拝したのが羊飼いであったということも、神の『へりくだりを』象徴的に示しています。 羊飼いたちは,社会的に恵まれているような存在でありませんでした。 むしろどちらかというと,社会から疎まれているような存在でした。 その彼らに向け、御使いは真っ先に救い主の降臨を告げ、最初に主を礼拝する祝福にあずからせてくださったのです。
すでに見たマリヤの賛歌,そしてやがて主イエスご自身が山上の説教の冒頭でお語りになる『幸福の説教』(マタイ5章)にあるように、貧しい者・悲しむ者・ 虐げられた人・弱い者(と自覚している者)のためにこそ、罪のゆるしといのちを約束する救い主イエス・キリストの福音は向けられているのです。
クリスマス 降臨物語には、貧しさの中に喜びがあふれています。 『それは、あなたがたが、キリストの貧しさによって富む者となるためです』 (第2コリント8章9節) |