わたしについて来なさい。あなたがたを、人間をとる漁師にしてあげよう。 (マタイ4章19節)
"Come, follow me," Jesus said, "and I will make you fishers of men." (Matthew 4 : 19) 一、イエスを知る(ルカ5章1−7節) 主イエスが神のことばを伝え始めてそれほどたたない頃のことです。 すでにたくさんの人がイエスの話を聞きに来るようになっていましたがあまりに人が多いので、イエスは、漁を終えて網を洗っていた漁師のペテロに頼んで舟を湖に出してもらい、湖の上から岸にいる人々にお話しになりました。 3節を見ると『シモン』とありますが、ペテロです。ペテロは以前、兄弟のアンデレに連れられてイエスに会いに行ったことがありますが、この時にイエスがペテロという名前を付けて下さったのです(ヨハネ1章40−42)。 お話が終わると、イエスはペテロに舟を沖に出して魚を捕るようにおっしゃいました。 実はペテロたちは前の晩に一晩中漁をしていたのですが、何度網を降ろしても魚は一匹も取れなかったのです。 イエスがペテロのところにいらっしゃったのは、何も取れないまま漁から戻って来て暗い気持ちで網を洗っていた時でした。きっと疲れきっていたはずです。もう沖へ行って網をおろしたくなかったでしょう。それにイエスはもともと大工ですから(マルコ6章3節)魚や湖のことなら漁師のペテロのほうがよほど詳しいのです。けれど、ペテロはイエスのことば通りにしました。どおせ何も取れないだろうと思っていたかもしれません。 しかし、イエスのことばに従った時、驚くはど多くの魚が取れたのです。(5−7節)
二、罪を自覚する(ルカ5章8、9節) 5節ではイエスを『先生』と呼んだペテロが、8節では『主よ』と呼びかけていることに注目して下さい。ペテロはイエスが権威あるお方だということを知りました。『このお方は、私の心の中まで見通しておられるに違いない』ペテロは、自分の心が罪でいっぱいであることを自覚し恐れおののき、イエスの足元にひれ伏して告白したのです。 三、イエスに従う(ルカ5章10、11節 )
ペテロだけではありません。仲間のヤコブやヨハネも同じでした。イエスは、ひれ伏すペテロに優しいことばをおかけになりました。10節を読んで下さい。
『人間をとる』とは、人をイエスのところに連れてくることです。イエスはペテロに大切な使命を与えて下さったのです。 どんなにペテロはうれしかったでしょう。自分の心が罪深いことを自覚してすっかり沈み込んでいたところに、素晴らしい使命が与えられたのです。 ペテロたちは、舟を岸に着けると、仕事も、舟も、何もかも捨てて、イエスに従いました。イエスの弟子となり、イエスと一緒に生活し、イエスのおいでになる所にはどこえでも一緒に行くのです。 今日の聖句をもう一度注目して見ましょう。 イエスは私たちにも『わたしについてきなさい』とおっしゃっています。これは、私たちが皆、家や仕事を捨ててイエスに従わなくてはならないということではありません。ほかのものではなくイエスを自分の生活の中心に置くということなのです。
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